北京に出張してまいりました。
今まで、中国は何度も行きましたが、首都「北京」は初めてでした。
北京までの往路は4時間弱。エコノミークラスでも我慢できる時間です。
今回も、先週のシンガポールに引き続き、往路は隣がいませんでしたので、楽勝でした!
今回はBoeing 767-300 中型機です。
初日の25日は仕事もなく、13時頃北京首都空港に到着し、14時頃に北京市内のホテルに向かいました。
ホテルでチェックインを済ませ、明日からの仕事の打ち合わせと、来月の会議のアジェンダや進行を話合い(なんと!真面目に仕事をしました!)、夕方5時頃から外出です。
まず、向かったのは「偽物市場」。
この偽物市場って凄いんです。なんと!地上5階地下1階全てが偽物ブランドです。
新宿のヨドバシカメラ本店くらいの大きさの偽物ばかりを取り扱う百貨店のようなものです。
面白いのは、日本人観光客を見つけると、お店の女の子が「見て!見て!」と寄ってきて、腕を掴んで強引にお店の中に連れて行こうとすることです。
そして、お店の前まで来ると、次に発する言葉は「ともだちぃ〜!ともだちぃ〜!」っと馴れ馴れしく言い寄って来て店の中に招き入れます。
そして、売りたい偽ブランドを見せ、「いくら? いくら?」って尋いてきます。
「いくら?」って尋きたいのはこちらですが。。。。。
おかしかったのは、ブランド物の財布や鞄、時計を見せて、売りつけてくるので、「これ、Fake(偽物)でしょ?」って訊ねたら、「No! Similarよ!(似ているだけよ!)」っと笑いながら返して来る事ですかね。
ここでの買い物のこつは、彼女らが提示する価格の10%〜20%の価格で購入しても、彼女らには辛うじて利益がありますので、日本人は半額になった!とか3割値引いた!とか満足せずに、常に強気で8割、9割は値切りましょう。
似たようなお店はこの偽物市場のビルにわんさかありますから、「値引かないんだったらあっちのお店で買う!」といって店を出るふりも有効です。
まぁ、偽物を買うのは良くない事なんですがね・・・。
しかし、中国というのは本当に恐しい国です。
何故なら、この偽物市場のビルの最上階には唯一の国営の北京ダック専門店があるんですから・・・。
要は、国を挙げての偽物販売ってわけですね・・・。
もしかしたら、このレストランの北京ダックも怪しいですね。
ってことで、僕等は北京の原宿と言われる、「ワンフーチン」という場所の北京ダック専門店に行きました。
写真(下)の北京ダックは、料理人が最初にさばいた部分(多分お腹の部分かな・・・?)を、先ずは手前のお皿に盛ってある砂糖をつけて食べます。
お味はと言いますと・・・、甘い物が好きな方には最高だと思います。
つまり、美味しかったです。はい。
っと言う事で、↓↓ 美味しい!! ↓↓のポーズです。
さて、翌日ですがめちゃめちゃ蒸し暑い天気。
天気は良いはずですが、流石は北京。
近くの建物もかすんでいます。。。
下の写真は、あの「鳥の巣」とよばれるオリンピックスタジアムです。
写真を撮ったところからの直線距離的には僅か300メートルなのに、かすんでいます。
空気が汚いです。 まじで・・・。
鼻毛が伸びたように感じます・・・。
オリンピックの時に見えていた、澄んでいるように見えた空は、間違いなく偽物です。
今回の出張は、この鳥の巣の近くにある、北京国際会議場でのWCIO(World Congress on Interventional Radiology)という学会での聴講と、取引先との商談です。
国際学会なんですが、何故か殆ど中国語・・・。しかも参加者の99.9%は中国人。まぁ、日本で開催される国際学会も似たり寄ったりかな・・・。
しかし、驚く事ばかりです。
がっかりしたのは、医者といえどもマナーがなっていないことです。
先ずは、人が講演しているというのに、携帯電話の呼び出し音は大音響で鳴るし、平気で講演中に携帯でしゃべるし、私語はするし・・・。
講演中の日本人のドクターもビックリして、だまった場面が何度かありました。
そして、極めつけは、館内のベンチに座って、平気で足下に痰を吐く事です。。。。
更には、自分の席を確保する為には、平気で人を押しのけるんです。
これが、この国で最高の教育を受けたドクターのやることですからねぇ・・・・。
まぁ、冷静に考えると携帯の着信音は仕方ないのかな?と思います。
多分、マナーモードという概念が無いのでしょうから。。。
さてさて、28日の最終日は昼の便で帰国するので、午前中に天安門に行きました。
幸い、この日は青空が出ていました。
土・日になると車の通行量が減るから、スモッグも少なくなるんでしょうかねぇ?
↑↑ 天安門広場にある「何とか門」。門が沢山あるんですねぇ・・・。
さて、上の写真、あまりスケールがわかりませんが、写真の左から右まで長〜い建物です。
これは、人民大会堂です。この向かいに国立博物館があります。
さぁ、そして↓下が天安門です。
お馴染みの光景です。確か小学校か中学校の教科書には天安門の前には自転車が沢山走っていたと記憶していたのですが、実際には観光客が山ほどいるだけでした。
この天安門を写している僕の真後ろ遙か後方に「毛主席記念堂」があります。
「毛」は「もう」です。「け」ではありません。
この記念堂に入るには、前日の夜から並んでいないと入れないような感じの凄い人の行列ができていました。
ここには、毛沢東の剥製があるそうです。 見たくないんですけど・・・・。
まぁ、蝋人形っていう話もあります。なにせ、偽物の国ですから・・・。
実はまだ生きてたりして・・・・。
僕の好きな三国志の時代の中国も今の中国みたいだったのだろうか・・・・。
違っていて欲しい・・・。