2010年10月25日月曜日

里親になろう!!




2010年10月25日(月)

ここのところ我が家では、保護犬の里親になろうかどうかを迷っていました。
(9月に3頭の大型犬が看板犬として活躍している清里のburnet hillさんにお伺いしたのも、実は大型犬に対するくりぃむの反応を見たかったからなのです。)

事の発端は、いつもテレビを見ながらNet Surfing(これって、もしかして死語・・・?)しているかみさんが、1年以上前から熱心に見ていたサイトにあります。
そのサイトは、飼育放棄された鳥猟犬(Gun Dogs)のセッターやポインターを保護している「コンパニオンアニマルクラブ市川(通称CACI)」のサイトです。(是非サイトを訪問してください。そして飼育放棄されたペットの現状とその子達を救おうと日々頑張っているボランティアの方々の活動をご覧ください。)

獣医の友人によると、日本全国には年間30万頭以上の殺処分になるペット犬や猫がいるそうです。
このCACIには千葉や茨城で鳥猟の為に飼育されてきたものの、恐らく性格がおっとりしていたり、年齢的に猟が難しくなったり、もしかしたら動きが鈍くさくて鳥猟には向いていないと判断されたのか、心無い飼い主に捨てられ、途方もなく千葉や茨城の路上をうろうろと歩いていたところを一旦は保護されたものの、飼い主が現れないので殺処分になる寸前にCACIのボランティアの方が保護した、何の罪もない鳥猟犬が沢山生活しています。

セッターやポインターといった犬種は、その特徴として、飼い主にとても従順で、Love Loveモードでべったり寄り添ってきたり、他の犬にもとても優しい(というかあまり警戒心が無いようなのです)犬なのだそうです。ですので、家庭犬になれる素質が十二分にあります。

さて、ネットでばかりみていないで実際に保護された犬達を見てみようと、10月上旬に千葉のユーカリが丘で開催されたドッグフェスタに行ってきました。
そこではCACIがブースを出していて、里親募集のワンちゃん達が僕らを待っていてくれました。
そこで出会ったアリスちゃんに一目惚れをしてしまった訳です。

アリス(♀):イングリッシュセッター
推定年齢:5~6歳
なかなかの美人さんですね 
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

甘えた顔、にこにこ顔で尻尾もビュンビュン振っています
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

かまってもらえなくてもじっと我慢です
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

とても大人しく、おすまし顔です
保護しているボランティアの方によると吠えたのを聞いた事がないそうです
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

ケージから出されると、控えめに嬉しそうな顔をしています
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

流石鳥猟犬、綺麗なフォームで鳥を見つめているようです
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

優しそうな、そして嬉しそうな顔をしています
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)

こんな目で見つめられたらたまりません
(写真:CACIのHPより勝手に拝借)
しかし、何故こんな可愛い子を捨てるんでしょうかね。。。
ハンター達にとっては、猟に向かない子達は不要になるとか・・・。とても我々の常識とはかけ離れていますね。
千葉や茨城には本当に信じられない数の鳥猟犬達が毎日のように捨てられ、そして保護されているそうです。
写真のようなあどけない表情で見つめられても平気な顔で捨てられるその神経を疑わざるをえません。

この子の里親になるまでには、先ずトライアルとして最低でも3ヶ月間を一緒に過ごします。
この期間で我々飼い主とくりぃむと良い関係が築ければ、家族の一員として受け入れることができます。

家族になるまでには乗り越えなければ行けない壁が沢山あります。
例えば;
1)くりぃむと上手く過ごせるのか?
(お見合い時、僕がアリスとべったりくっついてアリスを撫でていてもくりぃむは嫉妬しません)
2)2頭同時の散歩(1回最低1時間の散歩を1日2回)をかみさんが上手くこなせるか?
(あっ、私は平日は仕事ですので、休日のみの散歩です。仕方がないのです。ハイ。)
3)家の中で穏やかに暮らせるか。
(常に目を配っていなくても何事もなく過ごせるかどうか?因みにくりぃむは子犬時代を除けば自分のおもちゃとお菓子以外をかじった事は一度もありません。。)
4)室内でのトイレの躾が出来ていない事へきちんと我々が対応できるか?また室内でもトイレが出来るようにしつけられるか?
(くりぃむの散歩の時に使っている“うんち袋”で足りるのか?(笑))
等々・・・。

アリスは推定年齢が5~6歳の♀。乳首の大きさから、恐らく過去に子供を産んだ経験があるのではないか?と思われます。
とても大人しく、いつもニコニコしていて、散歩中にストップをかけるとお座りをして「撫でて、撫でて」と言っているような表情で身体をすり寄せてきます。
鳩や烏等の鳥を見ると鳥猟犬の本能が蘇るのか、流石セッターだけに、鳥を飛ばせるためにセットしようとしますが、リードでチェックを入れ、「行くよ」と声をかけると大人しく歩きます。そして、幸い引っ張り癖があまりなく、リードでのチェックで十分コントロールが出来ます。

不安はありますが、でも障壁を乗り越えた後には人間2人と小型犬1匹、大型犬1匹の和気藹々とした生活が待っていると信じています。
個人的には(実現できるか否かは別として)本格的なアウトドアライフをEnjoyしたいと思っております。
くりぃむと上手く付き合っていけるかな?
お互い関心が無いようですが・・・。
写真:ノリさんのiPhone4
トライアルは来週4日から始まります。
皆さん、あたたかく見守って下さいね!!
そして、アドバイスも是非是非お待ちしています!