2011年8月9日火曜日

アリスの手術

我が家に来る前からアリスの右前足の付け根より少し下にフケ等の老廃物が溜まった腫瘤(巨大なニキビのようなもの)がありましたが、トライアル前にCACIさんの方で腫瘤の中身を絞り出す処置をしてくれていて、我が家にやって来た時には何もない綺麗な状態でした。

トライアル中の去年の11月下旬と今年の5月末の二度、肩皮下腫瘤細胞診をしてもらっていたのですが、どちらも「良性」との結果でしたし、譲渡書類にもこの腫瘤を取り除く為だけの手術は必要ないと記載されていたので、将来的に何らかの理由で全身麻酔での手術がどうしても必要になってしまった時に一緒に切除してもらおうくらいに思っていました。

暫くは縦2cm×横1cmくらいのひょうたんの様な形状を保って来ていたのですが、ここ一ヵ月くらいで加速度的に楕円形に膨らみ、且つ固くなってきたので、そろそろなんとかしなきゃいけないなとかみさんと話をしていた矢先、土曜日からさらに肥大化し、日曜日の午後からは普段余り神経質でないアリスもさすがに自分でも気になり出したようで、ペロペロと舐め始めるようになりました。

アリスには「舐めちゃダメ」と言いつつ、翌日の月曜日には絶対病院で看てもらおうと言っていたその日の夜、ついに腫瘤が破裂してしまいました。
取り敢えず消毒後、ガーゼを当てて粘着包帯?での応急処置。

絞ると中から大量の老廃物が出てきました。

9時の開院と同時に行きつけのクルーズ動物病院に連れて行った所、化膿して皮下にまで老廃物が流れ込んでしまっているとの事。
選択肢その①----局所麻酔下での小切開で袋の中身の老廃物を絞り出して洗浄する、選択肢その②----全身麻酔で袋ごとまるまる摘出する、選択肢その③----現時点では切開せずに一時的に老廃物を絞り出し、腫れが引いた時点で先の2つから選択する、という三つの選択肢から選ばなくてはいけません。
今現在本犬はかなり痛いはずだという事と、再発の度に局所麻酔で絞り出す処置が必要になるのならば、アリスが受けるストレスや年齢の事を考え、思い切ってこれを機に袋ごと切除してもらうことにしました。

切除した腫瘤は2つ。
一カ所は今回の原因となった右前足の付け根近くのもので、縦3cm×横2.5cm×深さ1.5cmくらい。もう一つは直径7mmくらいの球状のもので左の脇腹あたり。
全身麻酔での手術でしたので、ついでに歯のスケーリングもお願いしました♪

そのままアリスを預け、午後から手術。お迎えは18時半くらいとのことでしたので、夕方のくりぃむの散歩を終える頃に迎えに行こうと思っていたのですが、くりぃむは家を出るや一直線に動物病院へ。
動物病院の入口の自動ドアに向かってピョンピョンとジャンプするくりぃむ。
ボタンを押さないと開かないはずのドアが開いてそのまま院内に突進!

無事に手術を終えたアリス。麻酔のせいか、性格なのか「ぼ〜っ」としていましたが、途中猫を追いかけようと少しだけハッスルした事を除けば無事に歩いて帰宅。
アリス「痛いですぅ〜。助けて下さいぃ〜。

帰宅後は、ずっと寝そべったままで寝返りもほとんど打たずに倒れていました。
途中心配になって注射器で水を飲ませようとしたのですが、それも拒否。
辛そうにしているアリスを一人一階に残して自分達だけ二階で寝るなんて到底出来なかったので、昨夜は家族全員(もちろんくりぃむも)でアリスの横で雑魚寝をしました(意外とフローリングに直に寝るのって気持ち良いものですね!)。

一晩明け大分痛みが和らいだのか、朝は目が合うと嬉しそうに尻尾を振るまでになっていました。
アリス「パラボラアンテナでテレビが見られるって聞いたんですけどぉ〜。
くりぃむ「アリちゃん、宇宙人と交信してるの?それに、今はもう地デジの時代よ!


広範囲に毛を剃られ、見るからに痛々しいのですが、本犬はもう大分痛みは薄らいだようで、元気に歩き回るようになりました。
犬って凄い治癒力を持っていますね。

まだ、当分はパラボラアンテナならぬエリザベスカラーをつけた生活です。
来週の抜糸までは運動は控えめとの事。
早くいつも通りの散歩や、水遊びに連れて行ってあげたいと思います。

10 件のコメント:

  1. 痛々しいアリスちゃんの傷・・・
    でも くりぃむちゃん の行動を読んでほっこりしてしまいました。
    心配していたんですね。
    もうすっかり家族。
    アリスちゃんの不在をいつもと違うと思っていたんですね。
    感動です。

    早くパラボラアンテナが外れますように。

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  2. 大変でしたね!!心配だったでしょう・・・
    ただそのことを知っていたのがよかったですね!!
    早く対応することができましたもの!!
    心配の芽を取ることが出来たのだから
    少し辛いけれど 安心を手に入れたと思って・・

    そうなんです
    ワンコが具合悪かったり 不安そうな顔をすると
    私もフローリングに 枕・・です(笑)

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  3. Kiyomiさん、

    コメント有り難うございます。
    術後2日、アリスはすっかり元通りの行動をとるようになりました。
    犬の回復力は凄いです。
    くりぃむの行動でしょ? 私もビックリしましたよ!!
    決して仲良く遊ぶわけではないのですが、すっかり仲間意識がついているんですね。きっと。
    アリスのパラボラアンテナが外れるまであと4日。
    今、きっと痒いんでしょう、手術創を噛み噛みしたい気持ちを必至で堪えています。

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  4. FiveDropsさん、

    コメント有り難うございます!!
    やっぱりそうですか!! そうですよねぇ。ついつい一緒にいたくなっちゃいますよねぇ。
    犬は何も言わずにじっと我慢しているから、余計に心配ですよねぇ。
    大切な家族ですからね!!

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  5. うちもあるんですよ~、首の部分に、1cm×1cmくらいうのものが。
    同じく皮脂とかフケがたまった物で、
    まぁ様子見してくださいってことだったのでそのままにしてありますが
    今後の状況によってはアリスちゃんのような外科的治療も考えなくてはね。
    無事に手術が終ってよかったです!
    アリスちゃん、もう少しの我慢だネ。

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  6. 久しぶりにきてみたら、びっくり!
    大変でしたね。
    アリスちゃん、よく頑張ったね~!
    早くカラーが取れますように。

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  7. アリスちゃん。
    そんな状態になっていたんだ。
    術後の経過はどうでしょう?大きく剃毛してあるのでその腫瘤の袋の大きさが伺えます。
    縫った傷の写真を見ると炎症はないのかな?
    今回は完全に摘出したのはある意味良かったのかもしれませんね。
    アリちゃん、ちょっと抜糸まで辛いけど我慢してね。

    でも、その腫瘤。あっという間に大きく膨らむんですね。
    リンちゃんも腫瘍が出来やすいタイプなので、注意が必要だと思いました。

    エリカラ。
    いろんな物があるんですね。
    エリちゃんのはクリアでパラボラ型ですね。ちょっとオシャレっぽい。
    リンちゃんのは半透明でバケツ型。マジックで大きく「保団」って書いてあります。
    保護団体が出入りしている病院なので、共有しているみたいです。
    かなり丈夫で実用的。

    早くエリカラ取れるといいですね。
    取ってあげた時のスッキリしたぁって言う顔がこちらも嬉しいですね。

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  8. goopeeさん、

    コメント有り難うございます!!
    今回の腫瘤は、老廃物がたまったもの(ニキビのようなもの)で良性なので、アリスの命を脅かすような問題はないかと思いますが、本人が気にする程でしたから安全領域を逸脱しちゃったんでしょうね。
    ちゅら君が気にしない低度だと問題は無いかも知れませんが、何かの機会に撮ってあげた法が良いのかも知れませんね。
    獣医さんによると、犬によっては多発するらしいです。
    実は今判っているだけでもアリスにはあと3個程小さいのが残っているのですがまだ5mm低度ですので暫く様子見です。

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  9. monsterloverさん、

    コメント有り難うございます!!
    アリスはまだエリカラになれず、家の中でも外でも、ゴツンゴツンとぶつけてはじーっとしています。
    エリカラがとれるまで(抜糸まで)後2日、我慢してもらうしかありません。
    しかし、我々にとってはメリットがあって、アリスのヨダレをエリカラがキャッチしてくれるので、知らぬ間に床が濡れているってことが減ったここ数日です。(笑)

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  10. Bazさん、

    コメント有り難うございます!!
    そうなんですよ。足の摘出した腫瘤の大きさには驚きましたよ。
    つい、その数日前に触ったいたものよりもはるかに大きくなっていましたからねぇ。逆に、あれだけ大きなものを皮膚ごと切除したのに、よくくっついているなぁ。って驚いたくらいです。
    手術創の回復は極めて順調です。手術した日の夜にたまたまガーゼが貼ってある手術創を触ったら、悲鳴を上げていましたが、翌日にはケロッとしていました。
    今は、痒いみたいで襟からごしに触ろうとしても触れないのでややストレスを感じているかも知れません。
    月曜日の抜糸が待ち遠しいです。

    リンちゃんにもあるんですね。トライアルの引き渡しの時に、お伝えしておいた方がよいかもしれませんね。小さいものだと局所麻酔下小切開で中身を出して洗浄すれば暫くは問題ないかも知れませんが、摘出しない限り何度も何度も繰り返して大きくなっちゃいますからね。でも、全身麻酔のリスクもありますからね。。。
    いずれにせよ、毎日我々飼い主がしっかりと見守ってあげる事が肝要ですね。

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